第一場





 小路警部 「今回は捜査にご協力ありがとう。
       私はあなたたちの2つ上の学年で、
       あなたたちと同じ合唱部の部長をしていたのよ」

  長谷川    「あの憧れの白雪姫!?」




  薬丸耕介登場

  朝美   「耕介!30年ぶりよね!今、何してるの? 長谷川君〜耕介よ!」
  長谷川 「・・・・」
  朝美   「やだ、長谷川君、まだあの時のこと気にしてるの?」


....

  小路警部  「伊藤先生は心筋梗塞で亡くなられたため、
            事件ではありませんでした。
            でも、先生のカバンの中から古い楽譜と手紙が出てきたんです。
            手紙は薬丸さんから長谷川さんに宛てたもので・・」

  朝美     「あらこの楽譜懐かしいわ〜」


.

    『合唱部のうた』

       ♪卒業前の発表会は
        紅中合唱部の伝統行事

  15歳朝美 「耕介、何で来ないんだろう」

      ♪彼のパートは私のリコーダーで
       カバーするから安心して
       あなたたちならきっと出来る

   朝美   「伊藤先生!」


.

  大場刑事 「なるほど・・
             薬丸君がピアノの上に置いた手紙と伊藤先生の楽譜が風でパラパラっと。
             そして手紙は30年間、楽譜の中で寝っていた」

  朝美     「運命のいたずらね〜」





  小路警部 「それともうひとつ。
             伊藤先生はP4と書かれた楽譜に
             何か詩を書きもうとして倒れたようなんですが、
        P1〜P3までの楽譜が見当たらないんです。
             誰かご存じありませんか?
             ずっと独りで暮らしてきた伊藤先生の想いを少しでも分かりたくて・・」

  大場刑事  「ずっと独りか、淋しかったでしょうね」